おすそわけ日記

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『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』おすそわけ

観た映画の感想を綴り、おすそわけしちゃおうという第一弾。

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実写版『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』2015年 JAPAN


そうNETや様々なメディアで散々叩かれている、あの話題作ですよ。
今回は好きな原作って事で、賛2割否8割位あるレビューとか前情報を集めてから自分なりに覚悟を決めて臨んでみた。
まず良く耳にした、オーディエンスの皆さんのお気に召さない理由を挙げてみましょうか。

1. とにかく原作LOVE❗️世界観、キャラ、相関図を改悪し過ぎじゃ❗️
2. ハリウッド映画に比べてVFXチャチなんじゃ❗️
3. 話の展開ツッコミどころ多過ぎなんじゃ❗️

フムフム。
マイナス面多過ぎですな。
まあ、あれだけ作り込まれた世界観だからね〜2時間弱の映画にまとめるのは無理があるって物。
ならハードルをメッチャ下げて、全く違う作品として楽しんでみましょうか〜とスタンスを決めた。
で開幕ブザー。
以下、ネタバレ有りで行きますんでご注意を。

 

まず俺なりの所感。
まあ、アリなんじゃね❓
いやナシの部分も一杯あるし、確かに説明不足だったりポカン所も満載。
でも、お❗️こりゃ原作のあのシーンか❗️あの台詞か❗️こう来たかとかね。
プラスマイナス足し算引き算しながら観てたら、案外映画としては言う程底辺までは落ち込んでないんじゃないかって。
見所なんて微塵も無いクソ作品なんて、長い映画史には掃き捨てる程にある訳で。
まだ救いがあるレベルなんですな。
と言うことで上の1〜3のマイナスな点を、ここから擁護して行こうと思いますです。

1.はね〜仕方がないって言うしかない。
エレンの巨人への憎悪の理由=序盤の母親惨殺がまず無い。
エレンは私が守る❗️てミカサもいない。
人類最強の男も兵長ではなくて、シキシマとかいうヘラ男。
立体起動装置も開発されたばかりで、扱うのもほとんどが新兵。
そもそもアルミン金髪じゃない。

でもね母親が殺されてようがいまいが、闘う理由なんてゴマンとある。
てか闘わなければ、壁の中の狭い世界で資源が尽きて死ぬしかない。

 

『闘わなければ死ぬだけ』

 

正に原作でミカサがエレンを失って自暴自棄に演説した、鼓舞シーンそのものな訳で。
だからその辺りの設定変更は、それ程影響ナシな感じ。
アルミンは金髪じゃ無かったけど、見事にアルミンなキャラになっていた。
ジャンもテツオって感じのヤンキーだったけど、まあジャンだった。
何となーーく全体の調和は保たれてた気がする。

世界観に関しては予算の関係だろね。

原作にあるような中世ぽい、馬中心の行軍なんて難易度高すぎる。

失われた文明社会の方が描き易いでしょ、軍艦島だし。

 

2.かー…2.もね仕方ないんだよねコレも。
ハリウッドとは予算も技術も違う訳だし。
それでも序盤の巨人襲来シーンの不気味さと迫力は、日本の特撮技術ならではだと思った。
やたら派手なアクションではなくて、ヌメ〜〜としたイメージ。
グロいけど、おーよくここまで表現したな❗️と感嘆。


それとよく言われてる立体起動の表現についてだけど、正直難しいと思うよ。
あんまりスピーディだとリアルじゃ無くなるし。
スーパーヒーローが主役じゃないんだから。
アベンジャーズじゃないんだから。

 

3.は楽しもう❗️
突っ込んで楽しもう❗️
背負い投げかーーーーい❗️とか。
壁外でイチャつくんかーーーーーい❗️とか。

 

となんか実写版進撃の巨人を10倍楽しむ方法的な感じになってきたけど…
最後に印象に残った俳優さんについて。
ミカサ役の水原希子、巨人襲来前は乙女だったけど傷を負ってからはミカサのイメージにピッタリだった。
アルミン役の本郷奏多、声も喋り方もアルミンだった。
そしてハンジ役の石原さとみ、熱心に研究しただけあって超ハンジだった。

と言うことで難しい原作で期待も大きかったが故に、ここまで酷評を受けて冷水を浴びた形になってる訳なんですが。
そこまでダメじゃ無かったよ❓と言わせて頂きました。

 

総評☆☆☆

人類最強シキシマだけは…よく分からん。キャラが掴めん。

 

 

劇場で前に座っていた、小学生の姉と弟を連れて来ていた4人家族。

巨人による人類蹂躙シーンでパパ顔面蒼白。

パパ子どもたちを気に掛けて大丈夫か❓耐えられるか❓とやってた。

教会の大漁出血大サービスシーンで途中退室…

 

あーあ夏休み。

 メイク トラウマ。